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家庭用の発電機の動向
 
コージェネレーションシステム
 
 現在も、多くのコージェネレーションシステム(ガスや石油などから発電と熱の供給をできるようにした設備)が利用されていますが、大型のエンジンや、タービンを使用した工場用、ビル用のものが中心で、家庭で使用される電力需要や、熱需要に合わせた小さなサイズになると、エネルギー効率や、設備費用の面で、見合わないと共に、振動や音も大きく、家庭での利用には向かないシステムとなっています。 しかし最近はガスを利用した家庭用の小型コージェネレーションシステムの開発がすすみ実用化されています。「エコウィル」などと呼ばれています。一次エネルギー(都市ガス)の利用効率を85.5%という高いレベルで実現していいます。

 
燃料電池コージェネレーションシステム
 
 家庭に適した燃料電池コージェネレーションシステムが注目されています。燃料電池は、燃料を燃やさず発電するので、機械的な摺動部が少なく、音や振動がほとんどありません。 機器の大きさは、CO2ヒートポンプ給湯器(いわゆるエコキュート)と同程度で、十分に家庭に設置することが可能です。

 燃料電池コージェネレーションシステムは、家庭で必要とされる電気を、発電するだけでなく、水素と酸素の化学反応過程で熱を発生するため、その発熱を給湯に利用し、投入される一次エネルギーの利用効率を高められます。
 2005年2月に、東京ガス株式会社から商品化された「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」は、定格で効率が約33%(HHV)。60℃以上の給湯温度の給湯効率が、約45%(HHV)です。 つまり、燃料として投入したエネルギーに対し、約78%を電気や、お湯として家庭で使用できる高いエネルギー効率を持ち、電力会社の火力発電に比べてかなり効率が高くなっています。また燃料を燃やさないのでNOXの発生がありません。まだモニター利用に限られ、しかも売電はできないなどの制約があります。
 
住宅用ソーラー発電システム
 
 無限の太陽の光エネルギーを受けて太陽電池モジュールが発電した直流電力を、パワーコンディショナによって交流電力に変換してご家庭で利用する環境エネルギーシステムです。
 昼間に発電した電気は家庭で利用し、余った電気は電力会社が買い取ってくれます。また、曇りや雨の日など発電した電気では足りない時や夜間などは必要分のみを今まで通り電力会社から購入します。このように、ソーラー発電と商用電源の2つを自動的に(日常の操作は不要)使い分けるので、光熱費を節約することができます。発電中はソーラー発電モニターで、発電や家庭での消費電力の様子、売電/買電状況や節約効果を目で確かめることで、暮らしの中で自然と省エネを意識することができます。

 私たちが日常使う電気は、遠くの発電所でつくられ、長い送電線によって届けられています。京都議定書が発効し、日本も温室効果ガスの排出削減義務を負った今、このような集中型発電に加えて地域や家庭での分散型発電を導入する取り組みが始まっています。分散型発電には、発電所から家庭への送電ロスがなく、発電に伴う熱を有効利用しやすいというメリットがあるためです。この取り組みで注目される装置が「燃料電池」です。
 
 このように家庭での発電も実用化段階に入っていますが、問題はやはりその設置コストです。運用コストは確かに安く経済的なのですが、当初の設置費用が高いためなかなか普及に弾みがつくところまでいっていません。