日本は、温室効果ガスの排出量を1990年と比較して6%削減する義務を負う(京都議定書)
地球温暖化防止に向けた流れ
1987年 オゾン層破壊物質の排出規制に関するモントリオール議定書が採択され、強力な温室効果ガス
でもあるフロンの削減に各国が合意した。
1992年 リオで開催された地球サミットにおいて気候変動枠組条約が採択
1997年 先進国の温室効果ガスの排出削減目標を定めた法的拘束力のある京都議定書が採択
2008年~2012年に一定数値(日本6%、米7%、EU8%)を削減することを義務づけている。
2007年 6月7日よりG8ハイリゲンダム・サミット 開かれる。CO2排出量を「2050年までに半減する」ことを、
世界共通の目標 とすることを、真剣に検討することに。
京都議定書の詳細
「気候変動枠組条約」と並んで、地球温暖化を防止するための国際的な枠組みとなる議定書。気候変動枠組条約は、地球の温暖化の原因になる大気中の二酸化炭素(CO2)やメタンなど温室効果ガスの濃度を安定化させることを目的にした国際条約で、1992年の地球環境サミットで発案され94年に発効したが、法的拘束力はなかった。
1997年12月に京都において開かれた「気候変動枠組条約第3回締結国会議(COP3)」では、先進国などに対して2008年~2012年の間に温室効果ガスを1990年時点と比較し一定数値を削減することを義務づけた。主要国の削減率は、日本6%、米国7%、EU8%、カナダ6%、ロシア0%などとなっていて、全体では5.2%の削減を目指したものとなり、これらの削減目標には法的な拘束力があると決められた。また、国際的に協調して目標を達成するために、温室効果ガスの排出量取引ができる仕組みを柱とする「京都メカニズム」や、森林吸収源などの新たな制度や仕組みも導入された。
京都議定書には、日本やEUなど125カ国が批准したが、アメリカは2001年にこれを離脱、ロシアが2004年11月に批准し、2005年2月16日発効した。
日本では、京都議定書の採択を受けて、国、地方公共団体、事業者、国民が一体となって地球温暖化対策に取り組むための枠組みとして「地球温暖化対策の推進に関する法律」が1998年に成立し、2002年には同法の改正により京都議定書目標達成計画が策定されたほか、地球温暖化対策推進大綱が定められた。
京都議定書の発効を受けて、政府は同法を2005年に改正。地球温暖化対策推進本部の所掌事務の追加や、温室効果ガスを一定量以上排出する者に温室効果ガス排出量を算定して国に報告することを義務づけ、報告されたデータを国が集計して公表する制度の導入などが行われた(2006年4月1日施行)。
また、地球温暖化対策推進大綱を引き継ぐ形で「京都議定書目標達成計画」が2005年4月に閣議決定され、京都議定書の6%削減約束の達成に向けたわが国の対策と施策が明らかにされた。
日本の目標は、温室効果ガス排出量6%の削減。これを実現するための国民的プロジェクトとしてチーム・マイナス6%が発足しました。
モントリオール議定書
オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書は、ウィーン条約(オゾン層の保護のためのウィーン条約)に基づき、オゾン層を破壊するおそれのある物質を指定し、これらの物質の製造、消費及び貿易を規制することを目的とし、1987年にカナダで採択された議定書です。1989年発効。日本は採択時に署名。2006年2月現在の締約国数は188カ国+EC。事務局はナイロビのUNEPに置かれている。
議定書の発効により、特定フロン、ハロン、四塩化炭素などが1996年以降全廃となり、その他の代替フロン、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)なども順次、全廃となった。